Report:品薄は解消されるか? 任天堂,Switchの生産目標を再び引き上げ

プラットフォームホルダーは,ゲームで4Kの準備をするようにデベロッパに要請しつつ,今年は3000万台のゲーム機を作ることを望んでいる。

 日本のゲーム大手任天堂が,製造パートナーにSwitchの増産を依頼したようだ。

 Bloombergの報道によると(参考URL),同社は今会計年度中に3000万台を生産したいとしているという。ちょうど先月,任天堂が2020/21年度の製造目標を2200万台から2500万台に引き上げたというニュースがあったばかりだ。

 任天堂は2020年のSwitchに関しては,苦境に立たされていた。COVID-19コロナウイルスによる世界中での引きこもり受注のおかげで,プラットフォームホルダーは家庭用ゲーム機の需要の増加を見た。

 これは,ロックダウン中の人々が自分自身を占有していることに加え,3月には待望の「あつまれ どうぶつの森」の発売によって煽られた結果だ。このタイトルは,任天堂の第1四半期の利益を500%増加させ(関連英文記事),発売後3か月で2000万本以上を販売した。

 このようなSwitchの需要は,Switchの部品の大部分を生産している中国のロックダウンの影響を受けている。その結果,ハードウェアの製造が一時的に停止され,Nintendo Switchは世界中で完売してしまった(関連記事)。

 Bloombergはまた,任天堂が開発パートナーに4K対応のゲームを作るように求めているとも報じている。これは,プラットフォームホルダーが2021年初頭にSwitch Proと呼ばれる新バージョンの発売を計画しているという噂を背景にしている(関連記事)。

 報告によると,この新しいハードウェアは,演算能力が向上し,4K解像度を出力できると主張している。これは,任天堂が今年後半に発売されるPlayStation 5やXbox Series Xに対抗するための努力だと業界では見られている。

 2020年6月末時点で,2017年3月の発売以来,世界中で6000万台以上のNintendo Switchが出荷されている(関連英文記事)。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら