This War of Mine,ポーランドの学校の読書リストに加えられる

「ゲームが学校の読み物として全国レベルで教育システムに正式に組み込まれるなんて聞いたことがありません」

 11 bit StudiosのThis War of Mineがポーランドの学校の公式読書リストに掲載されることになった。

 これは2019年初頭に開始されたキャンペーンの結果として決定されたものだ。ポーランドの学生のための推奨読書リストにThis War of Mineを含めることは今,国の首相,Mateusz Morawiecki氏によって確認されている。

 「もちろん,ゲームはすでに数学や化学を教えたり,認知能力を開発したりするために教育の場で使われていますが,ゲームが学校の読み聞かせのように国レベルで教育システムに正式に組み込まれている事態には出会ったことはないと思います」と11bit StudiosのCEOであるGrzegorz Miechowski氏は声明で述べている。

 「11bit Studiosの作品が,この国の教育と文化の発展に貢献できることを誇りに思います」

 2014年に初公開されたThis War of Mineは,1990年代のサラエボ包囲戦でのボスニア人の体験を描いたものだ。戦争の人的コストをリアルに描いたことで広く評価され,2019年4月には450万本を突破した。

 このゲームは2020/21年度のポーランド語リーディングリストに含まれるが,国内での年齢評価のため,18歳以上の学生のみが対象となる。

 社会学,倫理学,哲学,歴史学を勉強している人にお勧めで,それらの科目を勉強している人は無料で利用できるようになる。

 ゲームの5周年を記念して,11bit StudiosのPaweł Feldman氏はGamesIndustry.bizにThis War of Mineが発売されてから何年も経っても関連性を保ち続けることに関する記事を書いている ― Feldman氏の記事はこちらで読むことができる。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら