NVIDIA,月額4.99ドルでGeForce Nowクラウドゲームサービスを開始

有料サブスクリプションでは,優先サーバーアクセスと6時間のセッションが提供され,無料版もある。

 NVIDIAは正式にGeForce Nowクラウドゲームプラットフォームをβ版からリリースし,既存のPCゲームストアフロントを介してPC,Mac,Android,およびテレビ(NVIDIA Shield経由)でクラウドゲームのサポートを開始した(※欧米でのサービス)。

 このサービスは,無料版と有料の創設者版の2つに分かれている。ファウンダーズエディションは月額4.99ドルで,サーバーへの優先アクセス,最大6時間のセッションのプレイ,レイトレーシングがサポートされているゲームへのアクセスが提供される。無料のユーザーは,サーバーにアクセスするためにキューで待機する必要がある場合があり,1時間のセッションに制限されるが,任意の期間でユーザーがキューに入れる回数に制限はない。どちらのプランも1080p/60fpsでのストリーミングをサポートしている。ストリーミングサービスであるため,ユーザーのデバイスのパワーには関係なく,すべてのゲームはこれらのレベルで機能することを目指している。

 GeForce Nowでは,独自のライブラリを提供するのではなく,Steamを含む複数のストアフロントにわたって既存のライブラリからゲームを追加できる。発売時には,30を超える無料のゲームと,Steamのシングルセッションインストールで利用可能な1000以上のタイトルがサポートされる。

 GeForce Nowを使用するには,15 Mbpsのインターネット接続が必要で,25 Mbpsが推奨されている。Windows PC,Mac,NVIDIA Shieldを搭載したテレビ,Androidスマートフォンで機能する。

 昨年末にGoogleが提供したStadiaは,価格が高く,ゲーム数が少なく,(一見)更新が少ないため,信頼性が低い状況での,クラウドゲームに対するNVIDIAの答えが出された。GeForce Nowは,水面下の他のサービス,とくにGame PassとペアになったMicrosoftの今後のxCloudサービスに挑戦される立場にある。

※GeForce Nowの国内サービスはソフトバンクやKDDIによる現在βテストの段階だが,海外でのサービス価格などはある程度参考になるものと思われる。

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