ウェブテクノロジ,アニメーションツール「OPTPiX SpriteStudio」Ver.6.4公開

 2019年12月19日,CRI・ミドルウェアはグループ会社であるウェブテクノロジ製の2Dアニメーションツール「OPTPiX SpriteStudio Professional」の新バージョンとなるVer.6.4を公開した。

 このバージョンでは,スプライトに対してカスタムシェーダを適用できる機能や,複数起動したツールウィンドウ間でのコピー・ペースト機能,画像素材をコンパクトにまとめるセルマップの最適化機能(実験版)などが実装されているという。アニメーションの連続再生リストを制作できるようになったり,出力できるムービーサイズが無制限になったなども地味に嬉しい改善かもしれない。
 本日公開されたのはProfessional版のみで,PersonalおよびDEMO版は2020年初頭に公開される見込みだ。対応ライセンスを持っている人はダウンロードしてみよう。

SpriteStudio製品情報ページ

カスタムシェーダーに対応、より多彩な表現が可能になった OPTPiX SpriteStudio Professional Ver. 6.4を公開

株式会社CRI・ミドルウェア(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:押見 正雄、証券コード:3698)のグループ会社である、株式会社ウェブテクノロジ(本社:東京渋谷区、代表取締役:小高 輝真)は、2Dアニメーション作成ツール「OPTPiX SpriteStudio Professional」のVer.6.4を2019年12月19日に公開しました。

本バージョンでは自作シェーダーをアニメーションに適用できる「カスタムシェーダー」機能、プログラムの複数起動によるプロジェクト間のコピー&ペーストに対応しました。また、複数の画像素材をコンパクトにまとめる「セルマップの最適化」機能を実験的に搭載しました。

Ver.6.4は「Professional」を先行リリースします。個人・小規模チーム向けライセンスの「Personal」及び「DEMO」のVer.6.4は2020年初頭に公開予定です。

ウェブテクノロジ,アニメーションツール「OPTPiX SpriteStudio」Ver.6.4公開

■ OPTPiX SpriteStudio Professional Ver.6.4の主な新機能

カスタムシェーダー
自作のシェーダーファイルを用意することで、任意のパーツの描画にシェーダーを指定できるようになりました。アトリビュートとして追加されるので、タイムライン上でシェーダーのパラメータをコントロールし、アニメーションに反映させることができます。

シェーダーファイルのサンプルは後日OPTPiX ヘルプセンターで公開予定です。ダウンロードしたシェーダーファイルをそのまま利用するだけでなく、アレンジして利用することもできます。

ウェブテクノロジ,アニメーションツール「OPTPiX SpriteStudio」Ver.6.4公開

プログラムの複数起動とプロジェクト間のコピー&ペースト
同時に複数のプロジェクトを開くことができるようになりました。また、プロジェクトをまたいでのアトリビュートやキー、セルなどのコピー&ペーストができるようになりました。
* コピーする内容により、別途ファイルのコピーなどが必要になることがあります。


セルマップの最適化
複数のセルマップや参照イメージを一つにまとめる機能です。セルマップの中からアニメーションから参照されているセルだけを抽出し、セルマップを最適化します。最適化後は、そのセルマップを参照するプロジェクトを新規に生成します。
* 本機能は実験的機能として搭載しており、今後のバージョンで正式版となる予定です。

ウェブテクノロジ,アニメーションツール「OPTPiX SpriteStudio」Ver.6.4公開

■ その他Ver.6.4の新機能
  • 項目をカスタマイズし、任意のユーザーデータ用途に使用できる「シグナルアトリビュート」を追加[Pro]
  • AVI2.0での出力に対応、動画出力サイズが無制限に
  • レイアウトウィンドウにガイドラインを設定可能に
  • エディタ上で複数アニメーションの連続再生リストを作成、ランタイム用のデータを出力できる「アニメーションシーケンス」機能追加[Pro]
  • レンダリング結果を確認できる専用の「プレビュー」機能追加

* [Pro]とついている機能はProfessional専用機能です。


■ OPTPiX SpriteStudio について
製品名称
OPTPiX SpriteStudio(R)(オプトピクス スプライトスタジオ)

特長
OPTPiX SpriteStudio はキャラクターアニメーションからパーティクルエフェクトまで、2D アニメーションのすべてを簡単に表現することができる 2D アニメーション作成ツールです。Unity や Unreal Engine 4 などで再生できるプログラムも無償で提供しており、コンシューマゲーム、スマートフォンアプリ、インディーゲームなど様々なシーンでご活用いただいています。

『2D アニメーションの制作におけるデファクトスタンダード』として 2016年に CEDEC アワードエンジニアリング部門で優秀賞を受賞。コンシューマゲーム、スマートフォンアプリまで、数多くのタイトルに採用いただいています。

すべての機能を使用できる法人-企業向け「Professionalライセンス」と、主要な機能のみをリーズナブルに利用できる個人開発者向け「Personalライセンス」をご用意しています。

Professionalライセンスの価格
6ヶ月サブスクリプション 33,000 円/1 ライセンス(月額換算 5,500 円)
12ヶ月サブスクリプション 58,800 円/1 ライセンス(月額換算 4,900 円)
* 上記の価格はいずれも税別価格です。

動作環境
【対応OS】
  • Windows 10, Windows 8.1, Windows 7
  • * Windows 10, 8.1 は 64 bit 版のみサポート
    * Windows 7のサポートは2020年1月14日で終了します。
  • macOS Mojave(10.14),macOS High Sierra(10.13),macOS Sierra(10.12)
【言語】
日本語、英語、中国語(簡体中文)

【CPU】
Intel(R) Core(TM) i5 第四世代 以上を推奨

【GPU】
OpenGL Version 2.1 以上、VRAM 512 MB 以上
* GPUドライバがOSに正式対応していない場合は動作対象外となります。

【メインメモリ】
4GB 以上(8GB 以上推奨)

【グラフィックス】
1280×1024ドット以上 1920x1080 以上を推奨

【ネットワーク】
インターネット接続環境が必要

【製品ホームページ】
https://www.webtech.co.jp/spritestudio/