Magic Leap,アップグレード版ARヘッドセットを発表。数十人を解雇か

同社は,初年度に10万台以上のMagic Leapを販売する予定だったが,6か月で6000台しか販売できなかったという。

 ARヘッドセットメーカーのMagic Leapは,元のMagic Leap Oneの販売不振に続いて「数十人」を解雇したとされているが,新たに「Magic Leap 1」と呼ばれるMagic Leap One Creator Editionのアップグレード版を発表した。

 Magic Leap 1は,Magic Leap One Creator Editionに代わるもので,その前身と同様に2295ドルかかる。未公開のマイナーアップデートを除けば,Creator Editionとの大きな違いはないようだ。個別に購入することも,2995ドルのEnterprise Suiteの一部として購入することも可能だ。こちらにはサポートチャネルへの2年間のアクセス,交換プログラム,および延長保証が含まれる。

 The Vergeによると(参考URL),同社は2021年にリリースされるMagic Leap 2ヘッドセットで,より明確なアップグレードを計画しているという。

 今週初め,The Informationは,Magic Leapの売上が予想を下回ったため,Magic Leapが最近「数十人」の従業員を解雇したと報道した(参考URL)。伝えられるところによると,同社は初年度に10万台のヘッドセットを販売する予定だったが,発売から6か月で6000台しか販売できなかった。GoogleとAlphabetのCEO Sundar Pichai氏も,昨年のどこかでMagic Leapの取締役会を辞任したと伝えられている。

 Magic LeapはThe Informationの具体的な主張についてコメントしていないが,GamesIndustry.bizからコメントを求められたときにも繰り返した声明を提供している。「The Informationの報道には不正確な記述や誤解を招く記述が散らばっており,Magic Leapの運用,内部計画,および全体的な戦略を誤って描写しています」

 その後,The Informationはそのストーリーを更新し,Magic Leapの最高マーケティング責任者Daniel Diez氏が,会議で記事を「煽り記事」および「でたらめだらけ」だと説明したと伝えている。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら