フランス法廷は同国のSteamユーザーがゲームを再販できると裁定

連邦消費者連合がEUの法律に基づいて訴訟に勝ち,Valveは控訴の準備を整える。

 パリ地方裁判所は,フランス国内のSteamからのDL版ゲームの所有者は,EUの法律の下でそれらを転売することを許可されているという判決を出した。

 Next Inpactのレポート(GamesIndustry.bizの姉妹サイトRock Paper Shotgunによる)は,裁判所がフランスの消費者利益団体Union federale des consommateurs,すなわち連邦消費者連合に,DL版再販の問題を含む多くの条項に関する有利な判決を下したと報告している 。

 連邦消費者連合は,Steam加入者契約の多数の問題をめぐって,ここ数年,Valveを追及している。フランスの裁判所によるこの特定の判決では,消費者が実際にゲームを購入するときにDL版製品を購入するのではなく,Steamのコンテンツおよびサービスにアクセスして使用するためのサブスクリプションを購入するのだというValveの主張に注目が集まっていた。裁判所の判決は,これらの販売をサブスクリプションではなくDL版ライセンスとして分類しているため,物理的なゲームが再販可能であるのと同じ方法で再販することができるとするものである。

 裁判所によれば,DL版再販の禁止は,「EU内での商品の自由な移動を維持するEUの法律に違反しています。 EU内で販売されるすべての商品は,最初に販売した人の許可なしに再販できる必要があります」としている。

 さらに,裁判所は,Steamの使用許諾契約ではValveが実際に持っていない多くの権利をが主張していると指摘している。それには,ユーザーがプラットフォームを離れたときに払い戻しなしでウォレットの資金を維持することや,ユーザーがプラットフォームを使用して害を被った場合に責任を放棄すること,同様にMODの使用やユーザーが送信したコンテンツ,およびアカウントの終了に関する特定の権利を含む。合計で14の条項が受け入れられないと判断された。

 Valveは今後3か月以内にこの判決を控訴することができるが,連邦消費者連合は,フランスと他のEU諸国の両方でSteamに対する異議申し立てを行う予定だ。

 「パリ第一審裁判所の決定に反対し,上訴します」とValveの広報担当者はPolygonに語っている(参考URL)。「判決は,訴訟が控訴されている間,Steamには影響しません」

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら