Tencent,クラウドゲームハードウェアと海外展開でRazerと提携

この提携は,年末までに発売されるというTencent Cloudと互換性のあるゲームハードウェアの製造を目的としている。

 Tencentは,ゲーム周辺機器およびアクセサリメーカーのRazerとのパートナーシップを通じて,Tencent Cloud Gamingサービスの開発と普及に向けて次のステップを踏み出す準備を進めている。

 両社は本日のプレスリリースで,Tencent Cloudを中国から国際市場に拡大するためのハードウェアとソフトウェアの両方を開発するというコラボレーションを発表した。

 RazerとTencentは,年内にTencent Cloudと互換性のあるゲームハードウェアの開発と発売を計画しており,既存のRazer製品に何らかの形で新しいコンテンツやサポートを追加する予定だ。両社はTencent Cloudで実行される既存のゲームを強化するための新しいテクノロジーにも取り組み,Razerはクラウドサービスを海外に提供するためにTencentを支援する。

 現在,Tencent CloudはWeGameサービスの一部として中国でのみ開始されており(関連英文記事),ダウンロードせずにすぐにプレイできるタイトルがいくつか提供されている。同社は,香港版のWeGameで国際的な動きを開始しようとしている(関連英文記事)。

 一方,Tencentの主なライバル(WeGame向け)であるSteamは,中国でプラットフォームを正式に立ち上げる可能性については沈黙している(関連英文記事)。クラウドの競争相手であるGoogle Stadiaは11月に登場するが(関連英文記事),発売時には欧米の一部の国にサービスは限定される。

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