Google Stadiaのゲームはストアから引き上げられても購入者はずっと利用可能

Phil Harrison氏は,デベロッパまたはパブリッシャがサポートを中止しても,既存のプレイヤーはゲームを続けることができると語った。

 ゲームのストリーミング配信に関する大きな懸念の1つは,ゲームの所有権に集中している。― 購入したゲームを自分のデバイスにダウンロードできない場合,理論的にはいつでもあなたから「取り上げる」ことが可能なのだ。

 ラウンドテーブルでGoogle Stadiaの責任者兼副社長であるPhil Harrison氏に話を聞いたところ,Gamesradar +誌は,11月のローンチ時にStadiaがどのように機能するかについて,少なくとも1つの知見を見出した(参考URL)。―これはとくに,デベロッパやパブリッシャが人々がすでに購入しているゲームから撤退した場合に関するものだ。

 Harrison氏は,販売から除外されたゲームでも,すでに購入していた人なら,引き続きそのゲームにアクセスしてプレイできることを確約している。

 「過去にも例がありますが,デベロッパやパブリッシャが新しいプレイヤーにゲームを販売する権利を失うことがあるかもしれません」とHarrison氏は語る。「それは,そのゲームが新規プレイヤーには利用できなくなることを意味しますが,既存のプレイヤーは引き続き利用可能になるでしょう」

 インタビュアーがHarrison氏に指摘していたように,これは過去のゲームで起こっていた事例だ。たとえばP.T.デモは,PlayStation Storeから削除され,以前にそれをダウンロードしたことのある人でも再ダウンロードすることができなくなっていた。この問題の最近の別の例としては,Minecraft:Story Modeがある。これは5月にデジタルストアから削除された。そしてXbox 360プレイヤーは,ゲームがストアのリストから外されるとエピソードをダウンロードし直すことができなくなったのだ。既存の所有者たちは,自分のゲームにアクセスできるようにMicrosoftに99.99ドルでゲームを再度リスト入りさせている(関連英文記事)。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら