Niantic,ホログラフィックARディスプレイのDigiLensに投資

DigiLensのAR HUD。現在視野角50度の試作品があり,最終的に視野角150度を目指しているという
Pokemon Goの制作者が,DigiLensのシリーズC投資ラウンドに。

 Nianticは新技術への投資を続けている。同社の最新の興味はホログラフィックARディスプレイにあるようだ。ウェーブガイド光学を扱う会社DigiLensは,Pokemon Goの開発者かつGoogleの子会社であるNianticが同社のシリーズC投資ラウンドに参加したことを発表した。

 「Nianticは世界をゲームボードに変えることに何年も費やしています」とNianticのCEO John Hanke氏は語る。「DigiLensは素晴らしいパスにいます。同社は三菱ケミカルと共同で,安価で使いやすいハードウェア体験を世界中のプレイヤーにもたらそうとしています。これは,軽量で安全なプラスチック製のARディスプレイのサポートにより,キャラクターとゲームプレイをシームレスに実世界と融合させることができるものです」

 DigiLensは,飛行機や自動車用のヘッドアップディスプレイからスマートグラスまで多くのアプリケーションに対応できるAR技術を開発している。投資ラウンドには三菱ケミカルホールディングスの投資を担うDiamond Edge Venturesも参加している。

 このような形でNianticが別の会社に投資を行うのは初めてのことだ。同社はこれまでどちらかといえば買収という形をとっていた。1年ちょっとの間にNianticは4つの独立した会社を買収している。デジタルソーシャルのスタートアップEvertoon,画像認識の専門企業Escher Reality,カメラ技術集団Matrix Mill,そしてVRモバイルデベロッパSeismic Gamesだ。

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