NetEase,「荒野行動」で日本のモバイル市場の殻を割る
最新のSensor Towerの見積もりによると,NetEaseモバイルバトルロイヤルゲーム「荒野行動」(Knives Out)の売り上げが1月から2月で4倍になった。
1月には荒野行動のグローバルでの純売り上げは250万ドルにすぎなかった。しかしながら,2月には1000万ドルに跳ね上がった。その売り上げの80%以上は日本からのものである。
これは日本でのゲームの収益性が,先月1200万ドルを記録した中国でのiOS版とほぼ同等であることを示している。
GooglePlayが存在しないので,中国ではAndroidでの確固たるデータは存在しないものの,Seeking Alphaは少なくとも200万ドルになるだろうと見積もっている(参考URL)。ゆえにグローバルと中国内の合計の売り上げは,2400万ドルとなる。
荒野行動は現在日本でもっとも多くダウンロードされているゲームである,iPhoneアプリでトップセールスの第8位(※翻訳時点では7位)となっている。
89.88ドルというユーザーごとの平均売り上げを持つ日本は熱望されるものの,モバイル市場の打開は困難であり,NetEaseの成功は海外企業としては珍しいものといえる。
昨年11月にローンチした荒野行動は,ゲーム内購入や広告なしに市場に突撃した。
同作は1か月で1億以上のダウンロードを記録し,NetEaseは今年初めにゲーム内購入要素を導入した。
Seeking Alphaを介して入手したSensor Towerのデータによると,日本はGoogle Playでの利益の83%,iTunesでの利益の89%を占めている。
※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら)