Tencent,時価総額5000億ドルを突破

ゲーム界の巨人は中国の技術系企業で初めてこの指標を超えた。

 Tencentはゲーム界で絶対的な巨大企業である。しかし,その名は西洋のコンシューマには馴染みがない。本日(※北米時間2017年11月20日),Seeking Alphaによって指摘されたとおり(参考URL),同社は中国の技術系企業で最初に時価総額5000億ドルを達成した会社となった。これを視野に入れつつ説明すると,これはEA,Activision Blizzard,UbisoftそしてTake-Twoの時価総額を合わせたよりも多い額だ。

 金融界でのTencentの位置付けは,いまや世界の技術界の巨人,Appleや GoogleのAlphabet,Facebook,MicrosoftそしてAmazonと同列以上のものとなっている。同社は直近12か月で株価を2倍に上げており,最新の時価総額のニュースはTencentが第3四半期の利益が約70%上昇したという報告の直後にもたらされた。

 グローバルゲームビジネスにおける同社の存在感は,大小合わせて膨大な数のパブリッシャとデベロッパへの出資もあって,日増しに大きくなっているように思われる。Notably, とくにTencentがSupercell,Epic Games,Riot Games,Frontier Developmentsを買収しており,さらにActivision BlizzardによるVivendiからの買戻しに一役買っている。さらにPUBGのデベロッパであるBlueholeの買収を狙っていることが分かっている(関連英文記事)。

 直近では,TencentはSnapchatの株式12%を取得したと発表されている(関連英文記事)。同社はモバイルソーシャルプラットフォームもゲームプラットフォームとして活用できると考えている。「この投資はTencentにモバイルゲームパブリッシャとの協業の機会をうかがうことを可能にさせます。そして,同様にニュースフィードもその成長と将来的なマネタイズから財政的見返りを共有できる」とTencentは声明で説明している。

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