任天堂,2019年4月までに5000万台のSwitchを出荷予定

任天堂は来年度に3000万台のゲーム機製造を計画している。

 任天堂は,2018年以降も需要の増大が予想されることから再度Switchの生産拡大を検討中だという。

 Wall Street Journalは2019年3月末までの来年度に2500万から3000万台の生産を計画していると伝えている。

 うまくいけば最大月産250万台となり,現在の月間製造台数である200万台をわずかに上回る。この控えめな増分は,間違いなくスマートデバイスの製造業者との部品調達競争によるものだ。しかし部品がもっと使えるようになったらNintendoはさらに高い数字を達成するだろう。

 もしも任天堂が,今年度末までに予想されている1700万台に加えて2019年4月までに3000万台を出荷したとすると,流通するSwitchの台数ないし消費者の手に届く台数はほぼ5000万台に達することになる。
 
 翻って,Wii Uの総生産台数は1400万台だった。任天堂がWiiを5000万台出荷するのには3年間掛かっており,SwitchはWiiの販売の勢いを超えることはないにしても同じくらいであるというプラットフォームホルダーの主張に説得力を与えている。

 もちろん,ハードウェア売り上げは影響力の大きなソフトウェアによって著しく伸びることがある。任天堂は2017年中は手堅いラインナップを揃えていた。3月のローンチ以降,毎月大ヒット作をリリースしている − これらにはゼルダ,マリオカート,スプラトゥーン2,Ubisoftの開発によるMario + Rabbids,そしてMario Odysseyが含まれ,さらにゼノブレイドクロニクルが来月に控えている。

 多くのサードパーティがSwitch向けに作られるゲームの数を劇的に増加させており,スクウェア・エニックスとUbisoftは共に今週そのような意向を発表した。しかしながら,大手パブリッシャであるActivisionとElectronic Artsがこのデバイスへの厚いサポートを確約する必要がある。とくに後者はいまだにFIFAのアップデート以上のものをリリースするかどうかを決めていない

 サードパーティはすでにSwitchで幅を利かせている。これらには BethesdaRockstarSold OutそしてRising Starが含まれる ― 多くのインディーズがこのシステムでうまくやっていけるかはさておいての話ではあるが。

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