Ubisoft CEO「PlayStation 5と第4世代Xboxは早ければ2019年に発売される」

UbisoftのCEOはPS4 ProとXbox One Xが発売されたので,新機種がすぐに出ることに期待していない。

 Yves Guillemot氏は,次世代の家庭用ゲーム機がくるまで2年以上あるだろうと予測する。
 UbisoftのCEOは,同パブリッシャの直近の決算発表(関連英文記事)に続く投資家説明会で将来の家庭用ゲーム機についてコメントした。GameSpotは,氏が中間世代のハードウェア(※PS4 Pro,Xbox One Xのこと)アップデートは新機種がすぐには出ないことを意味していると信じているとレポートしていた(参考URL)。

 「昨年ソニーがPlayStation 4 Proを,そしてMicrosoftがXbox One Xを今年ローンチしたように,我々はなんらかの新機種が登場するまで少なくとも2年はあると考えています」とGuillemot氏は述べた。「しかし,我々が知る限り,その期間について,我々はなにも機密情報を持っているわけではありませんが」

 もしPlayStation 5と第4世代Xbox(Microsoftの命名法は我々には予測もつかない)が2019年にローンチされたとすると,現世代の登場から6年を記録することになる。

 歴史的に,ゲーム機は5年程度販売が続く傾向にある。その前の世代が8年続いていたとしてもだ(Xbox 360は2005年に発売された)。

 本格的な代替品をリリースする前にハードウェアの売り上げをさらに拡大するため,ソニーとMicrosoftは共に中間世代のモデルをPS4 ProとXbox One Xという形で発売した。この動きはスマートフォン市場に例えられることが多い。

 Guillemot氏はとりわけ両陣営の動きをハードウェア売り上げの勢いを維持するのに役立つものとして歓迎している。

 「我々は,ソニーとMicrosoftが,我々デベロッパがプレイヤーのためによりよいゲームを作れるように進化した技術を使って彼らのマシンにさらなるパワーを与えたことを本当に好ましく思っています」と氏は語った。

 「これはアクセサリやほかのものを出すよりも正しい方向だと思います。ゲームがそれらのマシン上で本当に美しくなるので,これは業界を大いに助けることになるでしょう」

 氏のアクセサリに関するコメントは,間違いなくソニーとMicrosoft両社が市場を拡大しハードウェアの寿命を延長しようと投入したPlayStation MoveとMicrosoft Kinectのことを示している。これらは,Nintendo Wiiの台頭に対抗するために発売されたものだが,モーションコントロールベースのゲームの解釈で大きな違いが見られる。

 これらのデバイスはそこそこ売れたものの,本来の販売方法で市場を再燃させてはいないように思われる。しかし,PlayStation MoveはPlayStation VRの周辺機器として市場にカムバックしている。

※記事タイトルについては,そうは言ってないだろうと思うのですが,原題に沿いました。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら