11月12日,シンポジウム「集え!創れ!未来のゲームクリエイター 〜日本ゲーム大賞 U18部門〜」開催

 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は,2017年11月12日に都内・TEPIAホールでシンポジウム「集え!創れ!未来のゲームクリエイター 〜日本ゲーム大賞 U18部門〜」を開催する。
 日本ゲーム大賞はCESAが毎年優秀なゲームに対して授与しているものだが,2018年からは新たにU18部門が新設されることが決まっている(関連記事)。U18部門は,18歳以下の学生などを対象としたゲーム制作コンテストとなっており,応募された作品を審査し,作者によるプレゼンテーションなどを経て選考されるものとなる。

 今回のイベントは,このU18部門についての説明を行うとともに,18歳以下の若者がゲーム開発に触れる機会を作ることで将来的なゲームクリエイターを増やすことを目的としたイベントで,ゲーム業界とはどんなところか,どのような未来が広がるのかなどをクリエイターやアカデミックな立場から議論するセッションなども行われる。そのほか,会場内のホワイエでは質問コーナーやクリエイターとの交流の場も設けられるという。
 参加は無料なので,U18部門に応募を検討している人,ゲーム業界について知りたい学生などは,以下のリンク先からシンポジウム参加手続きのうえで足を運んでみるといいだろう。

集え!創れ!未来のゲームクリエイター〜日本ゲーム大賞 U18部門〜告知ページ



開催概要
日時: 2017年11月12日(日)13:30開場  14:00〜16:00
対象: 小中高校生の方、教育機関の方、ご家族の方
費用: 参加無料
定員: 200名
場所: TEPIA4階 TEPIAホール (東京メトロ銀座線外苑前駅3番出口徒歩4分)

シンポジウム

1.開会あいさつ
松原 健二 (CESA人材育成部会 部会長 株式会社セガゲームス)

2.U18部門と応募要項と開発レギュレーション
斎藤 直宏 (CESA人材育成部会 副部会長 株式会社バンダイナムコスタジオ)
門脇 宏 (CESA人材育成部会 委員 株式会社ディー・エヌ・エー)

3.クリエイターパネルディスカッション 「楽しく作って楽しんでもらう!ゲームクリエイターの仕事とは?」
モデレーター 時田 貴司(CESA人材育成部会 委員 株式会社スクウェア・エニックス)
ゲスト 古川 貴士(株式会社ディー・エヌ・エー)
ゲスト 下田 翔大(株式会社Wright Flyer Studios)                                 
4.アカデミックパネルディスカッション 「ゲーム作りを通じて、U18の未来はどう広がるか」
モデレーター 松原 健二 (CESA人材育成部会 部会長 株式会社セガゲームス)
ゲスト 稲見 昌彦(東京大学先端科学技術研究センター教授)
ゲスト 藤原 正仁(専修大学ネットワーク情報学部准教授)

ホワイエ会場
・U18部門質問コーナー:日本ゲーム大賞U18部門の応募方法等様々なご質問にお答えします。
・クリエイター交流コーナー:現役クリエイターと来場者が交流できるスペースです。
・ゲーム開発ツールコーナー: プロのゲーム開発に必要なツールを実際に体験できるコーナーです。
・PlayStation潤・R & PlayStation潤・ 体験コーナー:PlayStation潤・R & PlayStation潤・ のタイトルをお楽しみいただけます。


<クリエイターパネルディスカッション登壇者紹介>

◆時田 貴司(トキタタカシ)
CESA人材育成部会 委員
株式会社スクウェア・エニックス
第8ビジネス・デイビジョン
プロデューサー
演劇活動の傍らドット絵のアルバイトからゲーム業界入り。
以降プランナー、ディレクター、プロデューサーとして多くのゲームを制作。
代表作は『FINA FANTASY ?』『LIVE A LIVE』『半熟英雄』『ナナシノゲエム』など


◆下田 翔大(シモダショウタ)
グリー株式会社
Wright Flyer Studios事業本部 第3スタジオ部
部長
株式会社スクウェア・エニックスでリードプランナー、ディレクターを経て、2012年にグリー株式会社入社後 Wright Flyer Studiosの立ち上げメンバーとして参画。代表作は『半熟英雄4』『DISSIDIA FINAL FANTASY』『消滅都市』など。


◆古川 貴士(フルカワタカシ)
株式会社ディー・エヌ・エー
ゲーム・エンターテインメント事業本部
Japanリージョンゲーム事業部 第一開発部第六グループ
小さい頃から絵を書いたり工作するのが好きだった。パソコンも好きで、よくフリーゲームで遊んでいた。高校でC言語の基礎に触れ、プログラミングにハマり、ゲーム作りを始めた。現在はDeNAで働いている。


<アカデミックパネルディスカッション 登壇者紹介>

◆松原 健二(マツバラケンジ)
CESA人材育成部会 部会長
株式会社セガゲームス代表取締役社長。CESA技術委員会委員長としてゲーム開発者カンファレンスCEDECの運営に携わりプロの開発者が学ぶ機会を提供。また2014年より人材育成部会長となり将来ゲーム開発を志す若い世代の育成に取り組む。


◆稲見 昌彦(イナミマサヒコ)
東京大学先端科学技術研究センター教授。博士(工学)。
電気通信大学、慶應義塾大学等を経て現職。自在化技術、Augmented Human、エンタテインメント工学に興味を持つ。米TIME誌Coolest Invention of the Year、文部科学大臣表彰若手科学者賞などを受賞。超人スポーツ協会発起人・共同代表。 著書に『超人スポーツ誕生』(NHK出版新書)がある。


◆藤原 正仁(フジムラマサヒト)
専修大学ネットワーク情報学部准教授。コンテンツ分野における人材育成に関する研究、デジタルゲームの表現と倫理に関する研究等に従事。2013年より、CEDEC運営委員会とともに「ゲーム開発者の生活と仕事に関するアンケート調査」を実施。