2016年5月12日，ネクソンは平成28年12月期第1四半期の決算を発表した。それによると2016年1月1日から3月31日までの3か月間の業績は，売上高574億9700万円，営業利益37億300万円，純損失62億7200万円となっている。
　推移グラフを見ても分かるように，過去最高の四半期売り上げを記録しているにもかかわらず大きな赤字となっているのは，gllopsにかかるのれん代の減損処理が行われたためだ。gloopsは2012年に365億円で買収された会社だ。これによる226億円の減損損失を影響を除くと，営業利益は263億円規模となるが，減損でほぼ消えた形になる。さらに外貨建ての預金などで為替差損63億1400万円が加わって最終的に62億7200万円の純損失となっている。

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