任天堂,Joy-Conのドリフト問題に関する集団訴訟に直面

原告のRyan Davis氏が金銭的救済を求めているため、米国の法律事務所はSwitchの所有者に訴訟に参加するよう求めている。

 SwitchのJoy-Conコントローラに欠陥があるとの不満が広まったため、Nintendo of Americaに対して集団訴訟が提起されている。

 問題は、プレイヤーが制御していなくても動きを記録するアナログスティックの問題(「ドリフティング」と広く呼ばれている)に集中している。たとえば、一人称ゲームでは、視点が横にドリフトする。

 法律事務所のChimicles Schwartz KrinerとDonaldson-Smith(CSK&D)は、任天堂にこの問題に取り組むことを要求しており、米国のSwitch所有者に訴訟に参加するよう要請している(参考URL)。

 事件の原告は、2017年7月にスイッチを購入して11か月後に、彼のJoy-Consの左ジョイスティックがドリフトしていることに気づいたと報告しているRyan Davis氏だ。

 彼は1年間保証の下で修理のために任天堂にデバイスを送ったが、修理されたコントローラで3か月後に同じ問題を経験したという。Davis氏が別途購入した追加のJoy-Conも13か月後に同じ問題を抱えている。

 Davis氏の物語は、インターネット中に発生している多くのもののうちの1つだ ― それらのうちのいくつかは訴状で引用されている(参考URL)― が、解決策はまだ見つかっていないか、任天堂から提供されていない。

 CSK&Dは、それにもかかわらず、任天堂は「欠陥を明らかにしそびれており、不具合が発生した場合、日常的に無料でのジョイスティックの修理を拒否し、この重大な欠陥を消費者に開示していない」と主張する。

 同事務所は、この件に関するプラットフォームホルダーの業務慣行を「不当、詐欺的および/または詐欺的」と説明した。

 訴訟の目的は、(任天堂による)「カリフォルニア州の消費者詐欺法違反、過失による虚偽表示、黙示的保証の侵害、および不当利益の問題を是正すること」だという。

 Davis氏は、金銭的救済、ならびにこのような状況にあるSwitch所有者の権利が何であるかについての「宣言的救済」を求めている。

 訴訟は陪審員による裁判を要求している。

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