スウェーデン,Loot Boxを調査

スウェーデン消費者庁は,カジノのようなゲームシステムの要素を審査するように指示された。地元のゲーム業界団体はこの動きを歓迎している。

 スウェーデンはLoot Boxをギャンブルとして規制していないかもしれないが(関連英文記事),それはそのシステムが完全に法的な精査を免れることを意味するわけではない。

 先週,スウェーデンの行政大臣であるArdalan Shekarabi氏は消費者庁に,ゲーム内の宝くじやカジノのような要素から,とくに子供や若年成人層が十分に保護されているかを確認するために,消費者保護対策を見直すように指示した。機関は今年の10月1日までにその調査結果を作成するように指示されている。

 ほかの多くの地域の業界団体が政府によるLoot Boxの監視に向けた動きを見せている一方で,スウェーデンの業界団体Dataspelsbranschenはより協力的な態度を示している。

 Dataspelsbranschenの広報担当者PerStromback氏は,「業界を代表して話すなら,このイニシアチブを歓迎します」とGamesIndustry.bizに語った。「我々は,それが消費者保護の問題(一部の人々が示唆しているような賭博規制ではなく)であることに同意し,消費者保護における支援と指導を歓迎します。業界はもちろん,すでに批判に照らして行動を起こしており,年齢評価システムに新しい指標を導入しようとしています。スウェーデンでは,責任あるゲームデザインに関する科学諮問委員会を開始しています(これはビジネスモデルに限定されません)」

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら