フォントワークス,インディ開発者向けのフォント提供プラン「mojimo-game」を開始

 2018年12月6日,フォントワークスは,インディーズゲーム開発者向けの低価格フォント提供プランとして新たに「mojimo-game」を開始した。

 mojimoは,特定の用途を想定したフォント群をまとめて安価に提供するというサービスプランで,これまで同人誌向けのmojimo-mangaなどが展開されていた。今回はそれのインディーズゲーム版ということになる。
 フォントワークスは元々,ゲーム開発者向けにLETSシリーズのサービスを展開しており,年間定額で多くのフォントがゲーム内のほか,関連印刷物やWebなどでも使用できる権利をまとめて破格で提供していたのだが,今回はかなり規模の小さいグループないし個人の開発者に向けた,さらに安価なプランとなる。

 mojimo-gameで提供されるのは,

UD明朝-M

UD明朝-DB

ニューロダン-M

ニューロダン-B

UD丸ゴ_スモール-M

UD丸ゴ_スモール-B

セザンヌ-M

ドットゴシック16-M

ドット明朝16-M

ハミング-M

スキップ-M

コミックレゲエ-B

の12種類だ。見出しなどに向いた書体,ゲーム内テキストで使いやすい書体が揃えられている。

 これらの書体は,ゲーム内での利用のほか,WebやPVでの利用を含めて使えるほか,フォント自体を組み込むことも可能と,使いやすいものとなっている。料金は1年間のライセンス制で4800円(税別)だ。申し込みは下記のリンクから行おう。

mojimo-game申し込みページ

mojimo-game公式サイト


最適な書体・価格で提供するフォントサービス「mojimo」 に、インディーゲーム制作を応援する、 フォント組込を許諾した「mojimo-game」を提供

フォントワークス株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長 CEO:原田 愛、以下「フォントワークス」)は、 特定の用途やシーン、利用者に最適な書体をセレクトし、最適な価格で提供する、 セレクトフォントサービス「mojimo(モジモ) 」 に、 2018 年 12 月 6 日(木) より、インディーゲームや同人ゲームなどの制作に、 unity などゲームエンジンでも使用可能でフォントの組込を許諾した「mojimo-game(モジモゲーム)」 の提供を開始します。

画像は、「mojimo-game」のコンセプトイラスト 左: 及川佑介 右: たかくらかずき
フォントワークス,インディ開発者向けのフォント提供プラン「mojimo-game」を開始 フォントワークス,インディ開発者向けのフォント提供プラン「mojimo-game」を開始

「インディーゲーム制作の現場に、プロのフォントを! 」
「mojimo」は、フォントワークスが提案する、フォントの新しいサービスです。 「ちょうどいい文字を、ちょうどいい価格で」をコンセプトに、特定の用途ごとに最適な書体・最適な価格を実現しました。
わかりやすい年間定額制プランで提供します。

「mojimo-game」は、 インディーゲーム制作者に、プロや人気のタイトルでも使用されているクオリティの高いフォントを、 ゲームのどんなシーンにも合う、 明朝体やゴシック体などのスタンダードなものからデザイン系のフォントまで最も使い勝手の良い 12 書体をセレクトした、 1PC/1 ライセンスのダウンロード形式のフォントサービスです。

通常、ゲームでのフォントのご利用は、数万円〜数十万円と高価で、特にインディーゲームクリエイターの方にとって導入しづらい価格感の製品が多いですが、 mojimo-game なら、 1 2 書体が使えて 1 年間 4,800 円とお手頃価格でご提供。 また、ゲーム開発でのフォントの使用時に最も懸念点とされる使用許諾についても、ゲームクリエイターの方が使いやすいよう、 フォントの組込や PV など宣伝でのご利用も追加料金なしで許諾しています。

<製品概要>
製品名称 mojimo-game(もじもゲーム)
提供開始日 2018 年 12 月 6 日(木)
提供物 12 書体/イラスト・アイコン素材
製品価格 4,800 円(税別) / 1PC / 1 年間
プラットフォーム(一部) Steam/PS4/Nintendo Switch/Xbox One/iOS/Android/Web ブラウザ
公式サイト https://mojimo.jp/game
使用可能エンジン Unity/Unreal Engine など


お申込みはこちら: https://member.mojimo.jp/contracts/apply


「フォント組込も OK! 安心の使用許諾範囲! 」

・フォントを画像化してゲーム内の固定化された文字列の表示に使用
・ゲームプレイヤーによる文字入力機能 ・フォントアウトラインデータでの使用
・フォントファイルの埋め込み ・ PV など宣伝での使用

<フォント使用事例> ※ウエイトは異なるケースがございます。
フォントワークス,インディ開発者向けのフォント提供プラン「mojimo-game」を開始

<mojimo-game への応援コメント>
「クリエイターは細部にこだわるものだ。ゲームの開発においてももちろんそうだ。だから、フォントにもこだわりたいクリエイターは多いと思う。が、インディゲームやいわゆる同人ゲームの開発者には、フォントに開発費をしっかり投入できる人はまれだろう。そういう人たちに、組み込みもOKで、商用利用にも対応した、格安のフォントサービスは福音となるはずだ。いま、インディ系ゲームの世界はとてもアツい。ゲームの作りの原初的な姿があり、個性的な作品が次々に生まれながら、それらが相互に影響を与え合う。そんな、マグマのうねりのような、熱気とエネルギーに満ちたインディゲームの世界の中には、ゲームの未来の可能性がたくさん詰まっている、と思う。だから、“mojimo-game”は、ゲームの未来にもきっと貢献するはずだ。そういう細かいことが重なり合って、時代は変わっていくのだ。 …と、やや大げさですが、そんなふうに自分は感じていて、少し応援したい気持ちがあるのです。 」
  • バカタール加藤(元週刊ファミ通 4 代目編集長/ハナペン代表)
「フリーでカタログなどのエディトリアルデザインの仕事をしていた時や大手ゲーム会社でメダルゲームなどの開発業務を行っていた頃は、わたし自身でフォントの選択や製品のロゴ作りをしていました。嘗て、わたしはゲーム業界に入る前には演劇の世界におりました。ニナガワスタジオ時代に、演出家の蜷川幸雄さんが、役者たちに「芝居は最初の3分間で見せる、、」ということをしきりにおっしゃっていた記憶があります。もしかしたら、フォントの役割はそれに近いものかも知れません。ビデオゲームにおいては、オープニング画面でプレイヤーを引き込む“掴み”が肝要ですし、ときに激しく移り変わるゲーム画面では、キャラクターや背景デザインの趣向にあったフォントを選ぶ必要があります。そしてそれは、 作り手の勝手な思いだけでは選べないことは言うに及びません。なぜなら、そのゲームをするプレーヤーの視認性も考慮しなければならないからです。“フリーだからタダ、、”という安易な思いで適当に選んだフォントを使うという意識を変える意味でも、 「mojimo」 製品は、ゲームを学ぶ学生が、“無理のない範囲でお金を支払う”ことで、ゲーム画面で使用するフォントについての意識を変えることが出来るのではと期待しています。 」 (一部抜粋)
  • 宝塚大学学部長 川村順一
(「鉄拳」シリーズや「ソウルエッジ」「太鼓の達人」「塊魂」等のビジュアルデザインプロデューサーを歴任)

<インディーゲームでの使用実例> ※開発中の画面

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<mojimo-game 提供書体>

明朝体やゴシック体などのスタンダードなものからデザイン系のフォントまで最も使い勝手の良い 12書体をセレクト。

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<書体見本>
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