Fate Grand Order,ソニー傘下のアニプレックスに18億ドルの収益をもたらす

モバイルRPGのグローバル展開は昨年度の収益を2倍にした。

 ソニー傘下のエンタテインメント企業アニプレックスは,昨年18億ドルの収益を上げた。その財政業績の影にはモバイルRPG Fate Grand Orderの姿があった。

 アニプレックスはソニー・ミュージックエンタテインメント ジャパンの下部組織だが,ディライトワークスの人気無料RPGの日本および全世界でのパブリッシャでもある。 Fate Grand Orderは2015年に日本でローンチされ,昨年6月から世界展開を開始した。

 日本ゲーム業界の専門家Dr Serkan Toto氏によると,これは日本政府の官報に記載された数字で示される成長の核となるものである(参考URL)。

 2018年3月31日で終わる年度で,アニプレックスは18億ドル(約1998億円)の収益,3億1200万ドルの利益を上げた。その期間にFate Grand Orderは北米,中国,韓国,東南アジアでサービスが開始された。

 Fate Grand Orderが日本でサービス開始されて多くの利益をもたらした前年度では,アニプレックスは9億3400万ドルの収益と2億2200万ドルの利益を上げていた。Fate Grand Orderがどれだけの利益を上げたのかの公式な数字は公開されていない。しかし,Toto氏は収益と成長の主要因だと判断している。

 Apptopiaのデータによると,Fate Grand Orderは2017年の高収益アプリの3番めにあたるという(関連英文記事)。

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