Appleのクローン取締りはApp Storeの縮小につながる

iOSでの新作リリース数は2008年にApp Storeがオープンして以来,初めて減少した。

 iOSのApp Storeは,Appleのコピーゲームをリリースするデベロッパとの戦いの攻勢を強めたため縮小しつつある。

 モバイルアナリストAppfiguresの調査によると(参考URL),App Storeで利用可能なアプリの本数は2017年に5%縮小しており,220万本から約210万本になったという。

 これは部分的には「Appleのレビューガイドラインの厳格な施行」のためであるが,64bitアーキテクチャへのアップデートに失敗した古いアプリが削除されたためでもある。

 しかし,昨年iOSに自社製品を投入したモバイルデベロッパが減っていることには注意すべきだろう。2016年には100万本以上がリリースされていたのに対して,2017年にリリースされた新アプリはたった77万5000本だった。

 これは年率29%の減少であり,2008年の最初のローンチ以来,初の新アプリ数減少である。

 それに対し,Appleの主要な競合となるGoogleは成長の年を享受している。2017年にはGoogle Playで150万本以上の新作アプリがリリースされている。

 Googleのマーケットプレイスでのアプリ数は360万本以上となり,前年比で30%の成長を示している。

 いくつかのiOSデベロッパはAndroid市場に分岐しており,おおよそ1万7000本のアプリがGoogle Playに移植されている ―これはiOSに移植されるAndroidアプリの2倍の数となる。

※本記事はGamesIndustry.bizとのライセンス契約のもとで翻訳されています(元記事はこちら