GDC調査:デベロッパはますますSwitchをサポート

GDC投票の回答は任天堂のプラットフォームへの関心とVRとARに対する懐疑がますます広がっていることを示している。11%の開発者は次のゲームにLoot Boxを取り入れる予定だ。

 Game Developers Conferenceの主催団体は本日,業界の幅広い傾向を追う年間開発者投票の途中経過を発表した。

 たとえば,彼らはデベロッパがますますNintendo Switchに関心を持っていることを発見した。昨年同時期(発売の2か月前)には,ほんの3%のデベロッパがSwitchのゲームを作っており,5%が次の作品をSwitchで作ることを検討していただけだった。今年は12%が現在Switchでゲームを作っており,15%が次回作をSwitchで発表することを予定している。36%のデベロッパが最も関心のあるプラットフォームとしてSwitchを挙げており,PC(59%)とPS4(39%)に次いで3番めに人気のあるプラットフォームとなっていた。

 そのうえ,非常に多くのマルチプラットフォームデベロッパ(28%)がSwitchではより多くのゲームが売れていると語っている。別の23%のデベロッパはSwitchでの売り上げは平均的で,16%はSwitchでの売り上げはほかのゲーム機に後れを取っていると報告した。

 Switchのサポートが増加する一方,デベロッパはVRやARが減衰に向かった兆候を示したことに関心を寄せている。19%のデベロッパはVRヘッドセット向けのゲームを現在開発中だという。しかし次のゲームもVRで作ろうというのは17%だけだった。昨年はこれらの数字はそれぞれ24%と23%だった。さらに,VRやARが長期にわたって安定したビジネスになると考えているデベロッパは,この3年間で初めて減少し,75%から71%となった。

 この調査では,一つの争点となるビジネスモデル,Loot Boxがすぐにはなくならないだろうことも分かっている。11%のデベロッパは次回作に有料のアイテム箱を搭載するとしている。DLC(23%)やゲーム内アイテム購入(22%),広告(14%,サブスクリプション(13%)のような一般的な収益手法がデベロッパに使われている限りは,Loot Boxはまだ忘れていられる。

 この調査の結果は4000人のゲームデベロッパの回答からまとめられている。

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