Palmer Luckey氏,防衛事業を始動

Oculusの共同設立者は自動運転の技術を不法な越境監視に使いたいと思っている。

 全体として,Palmer Luckey氏がOculusから離脱したことは,VRのリーダーがゲーム業界から離脱したということだったのかもしれない。New York Timesによると,Luckey氏の新しい事業は防衛産業のスタートアップだった。

 「我々はかつてないくらい防衛技術にお金をかけています。しかし技術革新の速度は何十年も遅いままです」とLuckey氏は同紙に話している。「我々は新しい種類の防衛企業を必要としています。一つは我々の軍隊と市民をより安全にする優れた技術の創造にかかる課税者の負担を減らすようなものです」

 Luckey氏の会社は,不正な越境を監視するため,あるいは軍事基地の境界セキュリティを提供するため,現在自動運転車に実装されている光検出と測距技術を使うことを望んでいると報告されている。Luckey氏はすでにアメリカとメキシコの国境にこの技術を使うことについて,Trump政権の最高戦略責任者Steve Bannon氏と議論しているという。大統領の技術アドバイザーPeter Thiel氏は,現在のところ自己資本で運営されている同社への投資を計画していると伝えられている。

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