全世界のスマートフォンのうち6.8%がVRに対応可能

1億9100万台のデバイスがGaer VRとGoogle Daydreamと互換性を持つ。しかしヘッドセットの売り上げは遥かに少ない。

 Newzooの調査によると(参考URL),全世界のスマートフォンのうち2億台をわずかに下回る台数がVR体験をサポートしていることが分かった。
 最近の発表でその調査会社は,1億9100万台のsマートフォン ― Newzooによると消費者が所有する28億台のデバイスのうち6.8% ― がGear VRやGoogle Daydreamといった主要なヘッドセットと互換性を持つという。

 1億8440万台のスマートフォンはGear VRをサポートできる(全世界のインストールベースで6.6%)のに対して,560万台(0.2%)が最近リリースされたDaydreamで動作する。これら2種類のデバイスはハイエンドモバイルVRを代表するものであり,Google Cardboardのような原始的なデバイスよりもOculus RiftやHTC Viveに近い体験を提供できる。

 これは,モバイルVRタイトルを作っているデベロッパがリーチ可能な市場が1億9100万台だということを意味している。しかしながら,ヘッドセットの売り上げはこれに見合うほどのものとはなっていない。

 1月を振り返ると,Gear VRが登場してから14か月めにSamsungは500万台のヘッドセットを全世界で販売したと報告した。Newzooの例に倣うと,2.7%のスマートフォンがGear VRで使われている。

 Newzooは,この分野では特定の大手スマートフォン企業が欠けており,モバイルVRの可能性を制限していると指摘している。

 「もしAppleがiPhone 6sとiPhone 7シリーズに対応したハイエンドVRデバイスを発売していたら,Samsungよりも遥かに大きなモバイルVR市場になっていたでしょう」と同社は書いている。「9.4%(Apple向け)と6.6%(Samsung)です」

 アメリカはハイエンドモバイルVRで最も潜在性の高い地域とされており,全世界のVR対応可能なスマートフォンのうち合計1億3800万台(12%)を占めている。

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