HTC,視線追跡に対応したVR広告技術を紹介

これはプレイヤーが目をそらしているかを追跡して広告が効果的かを判定できる技術である。

 HTCは視線追跡を利用した広告技術を開発した。これは広告を出稿した会社が,プレイヤーがどれくらい広告を見ているのか,あるいは見ていないのかを判断できるようにするものとなる。

 この動きは,最近のHTCによる市場開拓の一環としてVR分野でもっと収益をあげられるようにしようという一連の取り組みによるものだ。「革新的なVR広告」とWebサイトでは呼んでいるが,2Dと3Dの配置で映画並みの広告を提供するという(参考URL)。

 広告はOpt-Inされたもので,これによりHTCはデベロッパがVRタイトルのコストを低く抑えられるようにしたいと願っており,無償提供さえ検討されている。視線追跡技術を使うため,このサービスは高校区が見られているのかどうか,ないしユーザーが目をそらしたなら,どの広告主が対象ユーザー層によりよいターゲットとなるのかを調べることができる。HTCはこの要素と視聴の確認できることで,ゲーム内広告が生み出す広告収入を増大させることができると信じている。

 「通常の広告の実装と比べて,没入的なVR環境で見られる広告は,精度の高いリターゲティングによってユーザーのニーズに合致するだけではなく,ユーザーに効率的に見られているかを検知できます」とHTCはWebサイトで語っている。「それゆえ,あなたのアプリケーションのプロモーションは非常に効果的なインプレッションをもたらすのです。これは潜在ユーザーの関心を引きブランドイメージを強化するだけでなく,さらに興味を持ったユーザーを引き付け,VR環境で直接あなたのアプリをダウンロードさせるのです」

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