ケイブ決算発表。お家芸好調で3年半ぶりに黒字化へ
前期末に不採算タイトルを一斉に減損処理したことでグラフの2015Q1部分に大きな純利益赤字が発生しているが,その後の四半期単位の売り上げと利益は改善されてきており,3年半ぶりに純利益が黒字に転換している。これは前期末に発売されたスマートフォンタイトル「ゴシックは魔法乙女 〜さっさと契約しなさい〜」の好調によるところが大きい。このタイトルは,同社の得意とするシューティングゲームジャンルだ。「城つく」で業界に先んじてソーシャルゲームをヒットさせたものの,ソーシャルゲームの後続が続かなかった同社で,アーケードゲーム時代からのお家芸とも言える分野を強みに再建の足がかりが作られているのは実に感慨深い。